“子僧”の読み方と例文
読み方割合
こぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この歌をうたって山の近くでたき火をしていると、一寸法師いっすんぼうし子僧こぞうが火にあたりに山から飛んでくる、というのです。
お山の爺さん (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
手紙てがみをおいまに三かわやの御用聞ごようききがるだろうから子僧こぞう使つかひやさんをせるがい、なんひと孃樣ぢようさまではあるまいし御遠慮計ごゑんりよばかりまをしてなるものかな
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その時、子僧こぞう二人ふたりで穴蔵の方へ案内して、浪士に渡した金が一万両の余ということさ。そういうやり方だ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)