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率爾
ふりがな文庫
“率爾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そつじ
93.8%
ぶしつけ
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そつじ
(逆引き)
彼はやや
急
(
せ
)
き込みながら、「
率爾
(
そつじ
)
ながら、少々ものを尋ねるが、その出家と申すは、年の頃はどれぐらいじゃ」と、きいた。
恩讐の彼方に
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「場所がらをも弁えず、まことに
率爾
(
そつじ
)
ではござりまするが、事火急のお願い、何とぞお聞き届け願わしゅう存じまする……」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
率爾(そつじ)の例文をもっと
(15作品)
見る
ぶしつけ
(逆引き)
仕舞
(
しまひ
)
居るに雲助共それなら夜道は
物騷
(
ぶつさう
)
ゆゑ
駕籠
(
かご
)
に乘て
御呉
(
おくん
)
なせへ夫に今見れば
率爾
(
ぶしつけ
)
ながら胴卷には大分御金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
商賣の事ゆゑ
厭
(
いと
)
ひませんが
若
(
もし
)
内儀
(
おかみ
)
さん承まはるも餘り
率爾
(
ぶしつけ
)
ながら
能
(
よく
)
急
(
きふ
)
に金子が出來ました尤も外より
御融通
(
ごゆうづう
)
なされたとか仰せなれども
金子
(
かね
)
と云ふものは
勿々
(
なか/\
)
容易
(
ようい
)
には
調
(
とゝの
)
ひ難きもの
最早
(
もはや
)
濟
(
すみ
)
し事ながら
既
(
すで
)
に流れ買に賣拂はんとする處なりしが
彼金
(
あのかね
)
は
何處
(
どこ
)
から御融通なされしにや
些
(
ちと
)
申し
惡
(
にく
)
き事なるが
御立腹
(
ごりつぷく
)
なさるな
内儀樣
(
おかみさん
)
一文
貰
(
もらひ
)
の
袖乞
(
そでごひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
率爾(ぶしつけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“率爾”の意味
《名詞》
率爾(そつじ)
にわかであること。突然であること。卒爾。
(出典:Wiktionary)
率
常用漢字
小5
部首:⽞
11画
爾
漢検準1級
部首:⽘
14画
“率”で始まる語句
率
率直
率先
率土
率寝
率寢
率気
率々
率行
率賓
“率爾”のふりがなが多い著者
吉川英治
作者不詳
林不忘
和辻哲郎
正岡子規
菊池寛
国枝史郎
泉鏡花