“率気”の読み方と例文
読み方割合
そっけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西はすこぶる冷然として二葉亭とはホンの同窓というだけの通り一遍の浅い関係だからその頃の事は大抵忘れてしまったといういたって率気そっけない挨拶あいさつだったそうだ。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「ビザンティン研究は確かになかなか難かしいに違いないですな」と教授は率気そっけなく答えた。
沼南の味も率気そっけもないなしじるのような政治論には余り感服しなかった上に、其処此処そこここで見掛けた夫人の顰蹙すべき娼婦的媚態びたいが妨げをして、沼南に対してもまた余りイイ感じを持たないで
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)