“石工”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしく76.7%
いしや16.7%
いしきり3.3%
せきこう3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カチ、カチ、カチ! たえまのない石工いしくのみのひびきが、炎天にもめげず、お城のほうから聞えてくる。町人の怠惰たいだむちうつようだ。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石工いしやが入って、のみなめらかにして、狡鼠わるねずみを防ぐには、何より、石の扉をしめて祭りました。海で拾い上げたのがの日だった処から、巳の日様。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
童子うなゐに問へば石工いしきり
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
山頂に滞在せる大工だいく石工せきこう人夫にんぷら二十余名が手をむなしくして徒食せるにもかかわらず、予約の賃金は払わざるべからず、しかもその風雨は何時いつ晴るべき見極みきわめも付かず、あるいは日光のために