“いしきり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石切57.1%
石錐14.3%
石工14.3%
石斫14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔵前くらまえの八幡町、森田町、片町かたまち須賀町すがちょう(その頃は天王寺ともいった)、茅町かやちょう、代地、左衛門河岸さえもんがし(左衛門河岸の右を石切いしきり河岸という。名人是真ぜしん翁の住居があった)
土器の中には此石錐いしきりにてけたるに相違無き圓錐形のあな有る物有り。すでに錐の用を知る、焉ぞ錐揉きりもみの如き運動うんどうねつを用ゆる事をらざらん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
(第五)石を打ち欠きて作れる錐形きりがたの者。(之を石錐いしきりと呼ぶ)。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
童子うなゐに問へば石工いしきり
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
ドンと落ちたが地獄の姿じゃ。針の山から血の池地獄。大寒地獄に焦熱地獄。剣樹けんじゅ地獄や石斫いしきり地獄。火煩かぼん、熱湯、倒懸さかづり地獄と。数をつくした八万地獄じゃ。娑婆で作った因果のむくいで。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)