“せきすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
積翠60.0%
石錐20.0%
赤水20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして眼はいつの間にか南の空に縹緲ひょうびょうとして積翠せきすいを湛えた秩父の山奥深く迷い込んで行くのが常であった。
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
それはいしきり石錐せきすい)といふものです。また、石匙いしさじといふものがありますが、むかしひと天狗てんぐ飯匙めしさじといつてゐたものです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
ああ、師父しふか。師父はな、これより北のかた、二千八百里、この流沙河りゅうさが赤水せきすい墨水ぼくすいと落合うあたりに、いおりを結んでおられる。お前さんの道心どうしんさえ堅固なら、ずいぶんと、教訓おしえも垂れてくだされよう。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)