積翠せきすい)” の例文
大宝沼は城趾の両側を挟さんで、遠く南に延び、その尽くる処を知らず、東の方二三里を隔てて、筑波の積翠せきすいを天半に仰ぐ。
秋の筑波山 (新字新仮名) / 大町桂月(著)
そして眼はいつの間にか南の空に縹緲ひょうびょうとして積翠せきすいを湛えた秩父の山奥深く迷い込んで行くのが常であった。
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
西域記 西京雑記せいけいざっき 晴明せいめい物語 積翠せきすい閑話 施食せじき通覧 世説故事苑 禅苑蒙求ぜんおんもうぎゅう 僊術狗張子せんじゅついぬはりこ
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)