“積翠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきすい75.0%
せきすゐ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大宝沼は城趾の両側を挟さんで、遠く南に延び、その尽くる処を知らず、東の方二三里を隔てて、筑波の積翠せきすいを天半に仰ぐ。
秋の筑波山 (新字新仮名) / 大町桂月(著)
そして眼はいつの間にか南の空に縹緲ひょうびょうとして積翠せきすいを湛えた秩父の山奥深く迷い込んで行くのが常であった。
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
写本しやほん挿絵さしゑ担当たんたうした画家ぐわか二人ふたりで、一人ひとり積翠せきすゐ工学士こうがくし大沢三之介おほさはさんのすけくん一人ひとり緑芽りよくが法学士はうがくし松岡鉦吉まつをかしやうきちくん積翠せきすゐ鉛筆画えんぴつぐわ得意とくいで、水彩風すゐさいふうのもき、器用きよう日本画にほんぐわつた
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)