“邇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちか88.9%
ちかき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
集中五章、感興の来由するところ相ちかきをたづねて仮にわかてるのみ。「秋風のこころよさに」は明治四十一年秋の紀念なり。
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
渡る日の影も隠ろひ、照る月の光も見えず、昼は昼の威を示し、夜は夜の威を示す、富嶽よ汝こそ不朽不死にちかきものか。
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
鏡面レンズに照して二三の改むべきを注意せし後、子爵は種板たねいた挿入さしいるれば、唯継は心得てそのちかきを避けたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)