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『相撲の稽古』
ふりがな文庫
『
相撲の稽古
(
すもうのけいこ
)
』
今度は相撲の稽古を思ひ立ち師匠には大錦卯一郎君を見立てた。何も素人の痩つぽちを弄くつて貰ふのに斯程の大力士を煩はさんでもよいのである。併し稽古の始めは大抵抛り出されて許り居るに決まつてる。同じ抛り出されるなら相手が無名の丸太ン棒であるよりは …
著者
岡本一平
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
嚊
(
かぎ
)
抛
(
はう
)
刷毛
(
ぶらし
)
槽
(
をけ
)
弄
(
いぢ
)
打突
(
ぶつつか
)
賑
(
にぎやか
)
頓
(
やが
)
小
(
ち
)
殿
(
どの
)
焙
(
あた
)
隙
(
す
)
残肴
(
ざんかう
)
普通
(
なみ
)
晩餐
(
ばんめし
)
訪
(
と
)
撥
(
ばち
)
許
(
ばか
)
饗
(
よ
)
居
(
を
)
尖
(
さき
)
傷
(
きずつ
)
如何
(
いかん
)
哩
(
わい
)
併
(
しか
)
弟
(
おとうと
)
其筈
(
そのはず
)
出額
(
でこ
)
刷毛
(
はけ
)
厶
(
ござ
)
葱鮪
(
ねぎま
)
硬相
(
かたさう
)
取賄
(
とりまかな
)
呼吸
(
いき
)
此
(
この
)
夫
(
それ
)
木偶
(
でく
)
失笑
(
ふきだ
)
斯程
(
かほど
)
庫裡
(
くり
)