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古莚
ふりがな文庫
“古莚”の読み方と例文
読み方
割合
ふるむしろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふるむしろ
(逆引き)
古莚
(
ふるむしろ
)
に山と積んだ、汚ない細かい
鉄屑
(
かなくず
)
が
塵埃
(
ごみ
)
と一緒に
箕
(
み
)
で釜の中へはかりこまれると、ギラギラした銀色の重い水に解けてゆくのを、いくら見ていても
厭
(
あ
)
きなかった。
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そしてふたりは、月ノ宮の
御籠堂
(
おこもりどう
)
に
笈
(
おい
)
をおろしたが、
古莚
(
ふるむしろ
)
につめたい
夢
(
ゆめ
)
のむすばれぬまま、
啼
(
な
)
くこおろぎとともに
夜
(
よ
)
もすがら
詠歌
(
えいか
)
をささげて、秋の
長夜
(
ながよ
)
を明かしていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小屋は屋根を板で
葺
(
ふ
)
いて、その上に木を横たえてある。周囲は薄や粟からで囲ってある。中は入口近くに三尺四方ほどの
囲炉裡
(
いろり
)
があって、
古莚
(
ふるむしろ
)
を敷いたところは
曲
(
かぎ
)
の
手
(
て
)
の一畳半ほどもない。
白峰の麓
(新字新仮名)
/
大下藤次郎
(著)
古莚(ふるむしろ)の例文をもっと
(3作品)
見る
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
莚
漢検1級
部首:⾋
10画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代
“古莚”のふりがなが多い著者
大下藤次郎
長谷川時雨
吉川英治