関鍵かぎ)” の例文
むしろ国に報知して遣ろうか、と。けれどそれを報知するに、どういう態度を以てしようかというのが大問題であった。二人の恋の関鍵かぎを自ら握っていると信ずるだけそれだけ時雄は責任を重く感じた。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)