“美賞”の読み方と例文
読み方割合
びしやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪吹(ふゞき)の人を殺(ころ)す事大方右に類(るゐ)す。暖地(だんち)の人花の散(ちる)に比(くらべ)て美賞(びしやう)する雪吹(ふゞき)と其異(ことなる)こと、潮干(しほひ)に遊(あそ)びて楽(たのしむ)と洪濤(つなみ)に溺(おぼれ)て苦(くるしむ)との如(ごと)し。雪国の難義(なんぎ)暖地(だんち)の人おもひはかるべし。
江戸には雪の降(ふら)ざる年もあれば、初雪はことさらに美賞(びしやう)し、雪見の船(ふね)に哥妓(かぎ)を携(たづさ)へ、雪の茶(ちや)の湯(ゆ)に賓客(ひんかく)を招(まね)き、青楼(せいろう)は雪を居続(ゐつゞけ)の媒(なかだち)となし、酒亭(しゆてい)は雪を来客(らいかく)の嘉瑞(かずゐ)となす。