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嗅
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かぎ
ふりがな文庫
“
嗅
(
かぎ
)” の例文
失礼ですが、そいつは偏見というものですよ、私にいわせると、
寧
(
むし
)
ろ、
煙管
(
パイプ
)
たばこは
嗅
(
かぎ
)
煙草などよりずっと身体に良いくらいですよ。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
亜米利加土人の煙を
嗜
(
たしな
)
みしは、コロムブスが新世界に至りし時、既に葉巻あり、
刻
(
きざ
)
みあり、
嗅
(
かぎ
)
煙草ありしを見て知るべし。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
下らない奴に
嗅
(
かぎ
)
つけられた日にゃ
打破
(
ぶちこわ
)
しだから、ああ、浅草で別れた姉やぐらいなのがあったらと、しょッちゅう思っていねえこたあなかったよ。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
次に私は銀貨と銅貨を取り出し、それから
櫛
(
くし
)
や
嗅
(
かぎ
)
タバコ入れ、ハンカチ、旅行案内などを、みんな渡しました。
ガリバー旅行記
(新字新仮名)
/
ジョナサン・スウィフト
(著)
陳列棚一ぱいぎつしりつまつた鼻煙壺のコレクションだ。鼻煙壺といふから、まあ
嗅
(
かぎ
)
タバコの入れ物だらう。
夜の鳥
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
▼ もっと見る
大抵決闘
場
(
ぢやう
)
は関係者以外へ秘密にして置くものだが、
巴里
(
パリイ
)
人の注目して居る決闘
丈
(
だけ
)
に
其
(
その
)
場所を
嗅
(
かぎ
)
附けて二十三人の新聞記者、二十七人の写真師、五人の活動写真師が押寄せた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「わたしを起こしておくれ。それからリザンカ、わたしの
嗅
(
かぎ
)
煙草の箱はどこにあります」
世界怪談名作集:03 スペードの女王
(新字新仮名)
/
アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン
(著)
嗅
常用漢字
中学
部首:⼝
13画
“嗅”を含む語句
嗅覚
嗅煙草
嗅付
嗅出
嗅塩
嗅附
嗅煙草入
酒嗅
見目嗅鼻
嗅𢌞
嗅覚類似
嗅神経葉
嗅煙艸
嗅気
嗅放
嗅感
嗅官
嗅合
嗅分