“嗅煙草入”の読み方と例文
読み方割合
かぎたばこいれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「皇帝の嗅煙草入かぎたばこいれ」とかいう小説があった。おれは読んだことがある。しかし、あれは口でごまかすだけだ。聴き手は病気で寝ている。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
何事かを自分の敵に一層よく納得させようと思うと、そのたんびに彼はエナメルをかけた銀の嗅煙草入かぎたばこいれを相手の前へ差し出した。