“一夕”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いっせき75.6%
いつせき17.8%
あるゆうべ2.2%
あるゆふべ2.2%
ひとばん2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一夕”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集9.5%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「そこまで至ると貴殿もなかなか話せる、ぜひ一夕いっせき、芝浦あたりへ舟を同じうして、おともを致したいものでござる」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
又今年の夏一夕いっせきの情話に、我からへだての関を取除とりのけ、乙な眼遣めづかいをし麁匆ぞんざいな言葉を遣って
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
先生せんせいはせて九人くにん一夕いつせき俳句はいくくわいのあつたとききようじようじて
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一夕いつせき友とともに歩して銀街を過ぎ、木挽町こびきちやうに入らんとす、第二橋辺に至れば都城の繁熱漸く薄らぎ、家々の燭影しよくえい水に落ちて、はじめて詩興生ず。
漫罵 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
くて七月の一夕あるゆうべ、五時より六時の間なりしが例の如く珈琲館にてたわむたるに、衣類もむさくるしくあやしげなる男一人いちにん
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
物干の竹二日月に光りて、蝙蝠かうもりのちらと見えたる夏もはじめつ方、一夕あるゆふべ、出窓の外を美しき声して売り行くものあり、苗や玉苗、胡瓜の苗や茄子の苗と、其の声あたかも大川の朧に流るゝ今戸あたりの二上にあがりの調子に似たり。
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
道士だうしいはく、きみひそかにうかゞふことさら一夕ひとばんなれ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)