“いっせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一夕70.9%
一石14.5%
一隻9.1%
一齣3.6%
一尺1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「で、今夜は、それがしが一夕いっせきこいを遂げた訳。ご迷惑でも、どうか一こんお過ごしあって、存分、わがままをいってもらいたいのじゃ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一石いっせきを下すごとに、ポコリポコリと、間の抜けた音がするという代物しろもの、気のいい女房のお静も、小半日この音を聞かされて、縫物をしながら、すっかり気を腐らしております。
白雲は、二人の没入した蘆荻の中を、苦笑いしながらなお眼鏡をはずさないで見ていると、やがてその間から、すうっと一隻いっせきの小舟が漕ぎ出されたのを見て
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
シナの思想史上最も注目すべき一齣いっせきたる禅宗は、かかる語録の様式を生かせて用いている。傑出した禅僧中、その思想を秩序立って叙述するという仕事をしたのは、我が国の道元くらいのものである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そのほか、一尺いっせきの地でも、敵地を踏まずに帰れないことはいうまでもない。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)