“あるゆふべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一夕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝙蝠かうもりのちらと見えたる夏もはじめつ方、一夕あるゆふべ、出窓の外を美しき声して売り行くものあり、苗や玉苗、胡瓜の苗や茄子の苗と、其の声あたかも大川の朧に流るゝ今戸あたりの二上にあがりの調子に似たり。
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)