“門葉”の読み方と例文
読み方割合
もんよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁持べんもち十二——というのも居た。おなじ門葉もんようの一人で、手弁で新聞社へ日勤する。月給十二円の洒落しゃれ、非ず真剣を、上杉先生が笑ったのである。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
役者絵はかくの如く菱川師宣より国貞国芳及びその門葉もんようの小画工に至るまで江戸二百余年を通じて連続したり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「さなくば、仰せられても、さしつかえおざるまい。かほどまで、平家の門葉もんようばらに、みにじられ、無視されても、腹のたたぬやつは、うつけか、畜類ちくるいでおざろうぞよ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)