“じょせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女婿38.5%
助勢19.2%
徐盛15.4%
女性11.5%
女壻3.8%
女声3.8%
女生3.8%
如成3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、七草の日に在数は無理に九条家に出頭したので、九条政基ならびにその子すなわち実隆の女婿じょせいたる尚経は、この在数をり殺した。
そのうちには、言いつけて置いたとおり、屋敷の者も集まって来るであろうし、またあの、助勢じょせいを頼んでやった浅香氏も、駈けつけてくることであろう。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そのほか、汝陽じょよう呂蒙りょもうとか、呉郡の陸遜りくそんとか、瑯琊ろうや徐盛じょせいとか——実に人材雲のごとしで、呉のさかんなことも、故なきではないと思わせられた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世間せけんには、ちょっとしたはずみでおっとからたれても、それをいっこう心にもとめず、打たれたあとからすぐ夫となかよく話をする女がいくらもあるから、これは女性じょせい特有性とくゆうせいかもしれぬ。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
この時肥後国熊本の城主細川越中守斉護なりもりの四子寛五郎のぶごろうは、津軽順承ゆきつぐ女壻じょせいにせられて東上するので、途中良三と旅宿を同じうすることがあった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
もと越後新潟の人で、抽斎と伊沢蘭軒との世話で、そう対馬守つしまのかみ義質よしかたの臣塩田氏の女壻じょせいとなった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
何とも聞取れない女声じょせい呂律ろれつが入りきたるのを如何いかんともすることができません。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
多くあった女生じょせいもその時になると山川浦路うらじと松井須磨子とだけになっていた。ハムレット劇の王妃ガーツルードは浦路で、オフィリヤは須磨子であった。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
そもそも、始祖は江州ごうしゅうの産、叡山えいざんに登って剃髪ていはつし、石堂寺竹林房如成じょせいと云う。佐々木入道承禎しょうていく、久しく客となっておりますうち、百家の流派を研精し、一派を編み出し竹林派と申す。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)