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助勢
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じょせい
ふりがな文庫
“
助勢
(
じょせい
)” の例文
老人は傍にいた母親の方を振向いて
助勢
(
じょせい
)
を求めた。気のせいかその時老人の目が、ある意味をこめてギョロリと光った様に見えた。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そのうちには、言いつけて置いたとおり、屋敷の者も集まって来るであろうし、またあの、
助勢
(
じょせい
)
を頼んでやった浅香氏も、駈けつけてくることであろう。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
北畠
顕家
(
あきいえ
)
軍の鎌倉突破は、いかにも、一
瀉
(
しゃ
)
千里に行ったようだが、これには、ほかの
助勢
(
じょせい
)
もあったのだ。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
心機一転
(
しんきいってん
)
ということもあるから、
朗
(
たから
)
かに
奮闘
(
ふんとう
)
的な気持ちになれるよう、思い切って生活を
革新
(
かくしん
)
するとか、強い
刺撃
(
しげき
)
を与えて心境を変化させるとか、妻自身
確信
(
かくしん
)
と元気を持って
助勢
(
じょせい
)
するがいい。
良人教育十四種
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「それにおいであるのは
小幡民部殿
(
こばたみんぶどの
)
か。木隠龍太郎、
小太郎山
(
こたろうざん
)
よりただいまご
助勢
(
じょせい
)
にかけむかってまいったり。
木
(
こ
)
ッ
葉
(
ぱ
)
武者
(
むしゃ
)
どもは、
拙者
(
せっしゃ
)
がたしかに引きうけもうしたぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
なにを泣いておられるのか、ただいま、
三太郎猿
(
さんたろうざる
)
が首につけてきた知らせを見て、
殿
(
との
)
にもことのほかなおおどろき、そっこく、ご
助勢
(
じょせい
)
をするためわれわれが、ここへ
馳
(
か
)
けつけてまいったものを。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、しわがれた声で
助勢
(
じょせい
)
をもとめる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“助勢”の意味
《名詞》
手助けすること。
(出典:Wiktionary)
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“助”で始まる語句
助
助太刀
助言
助力
助手
助郷
助六
助役
助長
助広