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女婿
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じょせい
ふりがな文庫
“
女婿
(
じょせい
)” の例文
つまり以前の商業が特別の伎倆、尋常以上の人格を要求したので、自然と男子を捨てて
女婿
(
じょせい
)
に相続をさせる必要が生じたのである。
家の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ところが、七草の日に在数は無理に九条家に出頭したので、九条政基ならびにその子すなわち実隆の
女婿
(
じょせい
)
たる尚経は、この在数を
斫
(
き
)
り殺した。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
某書肆
(
ぼうしょし
)
の
女婿
(
じょせい
)
で、創作家としてよりも書肆の支配人としての勢力の大きな人であった。昨年の秋
泰西漫遊
(
たいせいまんゆう
)
に出かけて、一月ほど前に帰朝した。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
彼女は養女を多く仕立て、時の顕官に結びつくよすがとした、
雲梯
(
うんてい
)
林田亀太郎
(
はやしだかめたろう
)
氏——
粋翰長
(
すいかんちょう
)
として知られた、内閣書記翰長もまたお倉の
女婿
(
じょせい
)
である。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そして、本多忠勝の
女婿
(
じょせい
)
である信幸は、いつの間にか徳川に親しんでいたのは、人間自然の事である。
真田幸村
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
気勢をあげて、押し進むと、途中で董卓の
女婿
(
じょせい
)
の
中郎将
(
ちゅうろうしょう
)
牛輔
(
ぎゅうほ
)
も、残兵五千をつれて、合流した。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その事情というのは、富田博士は、君も知っているだろうが、故富田老博士の
女婿
(
じょせい
)
なのだ。
一枚の切符
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
支配人の家へ御機嫌伺いに上るほどの会社員はその
女婿
(
じょせい
)
の家庭で特に優待されることを遺憾と思わない。清之介君も辻村君の場合に引きかえて嬉しかったから、お客さんを送り出した時
女婿
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
とりわけ、大坂城にあった
織田信澄
(
おだのぶずみ
)
は、光秀の
女婿
(
じょせい
)
でもあるし、その父の織田信行は、かつて信長の
成敗
(
せいばい
)
をうけている。一族とはいえ、父を信長に殺されているその子の信澄である。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女婿
(
じょせい
)
から紹介があったから、特別で五分間面会してくれたのである。
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“女婿”の意味
《名詞》
女婿(ジョセイ、希:むすめむこ)
娘の夫、婿、義理の息子。
(出典:Wiktionary)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
婿
常用漢字
中学
部首:⼥
12画
“女”で始まる語句
女
女子
女房
女性
女中
女王
女郎花
女将
女郎
女形