“対馬守”の読み方と例文
旧字:對馬守
読み方割合
つしまのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
対馬守つしまのかみは、咄嗟とっさにキッとなって居住いを直すと、書院のうちのすみから隅へ眼を放ちながら、静かにやみの中の気配をうかがった。
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
耳朶みみたぶを紅くし、眼には、涙をすらたたえて、彼が、情熱をぶつけると、若年寄の加藤越中守も、稲葉対馬守つしまのかみも、じっと、打たれるように聞いていたが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江戸へ着いた柳生対馬守つしまのかみ一行。麻布林念寺前りんねんじまえかみやしきで、出迎えた在府ざいふの家老田丸主水正たまるもんどのしょうを、ひと眼見た対馬守は
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)