一家いっか
友人と共に夕食後の散歩から歸つて來たのは丁度七時前であつた。夏の初めにありがちのいやに蒸し暑い風の無い重々しい氣の耐へがたいまで身に迫つて來る日で、室に入つて洋燈を點けるのも懶いので、暫くは戲談口などきき合ひながら、黄昏の微光の漂つて居る室 …
作品に特徴的な語句
全然まつたく なぐ なぢ 父親ちち 平素しよつちう 不味まづさ 失策おちど 事實まつたく いえ 微笑ほほゑ 料理こしら 全然まるつきり 女性をんな をそ ふとこ ねぢ にじ ぜろ 以前まへ 如何どう さなが 東京こちら ぢい 眼光めつき つひ 良人うち 周章うろた かぢ 彼女かれ 打抛ぶんなぐ 明瞭はつきり のぞ 虚心うつかり まかなひ たぐひ 一片ひときれ 他事よそごと 先刻さつき 先日こなひだ 分前わけまへ 可懷なつか 呻吟うめ わたし 姉妹きやうだい かれ 所謂いはゆる ふる 昨夜ゆふべ 普通なみ 歸國かへり 獨言ひとりご しやく たま 茫然ぼんやり 阿父おとう 不具かたわ 不圖ふと 不在るす 主婦おかみ 二個ふたつ 二間ふたま 低聲こごゑ 何日いつ 何時いつ ためし 假初かりそめ 充滿いつぱい 兩人ふたり 別離わかれ ささや らち 失笑ふきだ へや 年齡とし 弔詞くやみ 彼女あれ あと 情無なさけな ものう 斷念あきら 昨夜ゆうべ 横面よこつら 此家ここ 洋燈ランプ うる 牛蒡ごぼう 生温なまぬる ちが 白痴ばか 皐月さつき 眞丸まんまる
題名が同じ作品
一家 (新字新仮名)中野鈴子 (著)