女性ニヨシヨウ)” の例文
今ふつと明るくなつた御燈ミアカシの色で、その姥の姿から、顏まで一目で見た。どこやら、覺えのある人の氣がする。さすがに、姫にも人懷しかつた。ようべ家を出てから、女性ニヨシヨウには、一人も逢つて居ない。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)