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女性
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をんな
ふりがな文庫
“
女性
(
をんな
)” の例文
露ほどの愛情を
有
(
も
)
たぬ
女性
(
をんな
)
の生涯、その女性を中心とした一家の運命、見る聞くに如何ばかり吾等若い者の胸を凍らしめて居るであらう。
一家
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
左
(
ひだり
)
の
脇腹
(
わきばら
)
のあたりに
坐
(
すわ
)
りました、
其
(
そ
)
の
女性
(
をんな
)
の
膝
(
ひざ
)
は、
寢臺
(
ねだい
)
の
縁
(
ふち
)
と、すれ/\の
所
(
ところ
)
に、
宙
(
ちう
)
にふいと
浮上
(
うきあが
)
つて
居
(
ゐ
)
るのですよ。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
篠田は首打ち振りぬ「其れが
女性
(
をんな
)
の本来でせうか——
必竟
(
ひつきやう
)
女性を鬼になしたる社会の罪では無いでせうか」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
だから、
女性
(
をんな
)
を食用
鷄肉
(
かしわ
)
のやうにしか考へることを知らないあはれな男どもには、ちと筋がありすぎて——さうはいふが、娼婦性がすけないだけ、純なる彼女である、男思ひである。
下町娘
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
斯
(
か
)
うです。まあ、君、聞いて呉れ給へ。よく世間には立派な人物だと言はれて居ながら、唯
女性
(
をんな
)
といふものにかけて、非常に弱い
性質
(
たち
)
の男があるものだね。蓮華寺の住職も
矢張
(
やはり
)
其だらうと思ふよ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
可厭
(
いや
)
で、
可厭
(
いや
)
で、
可厭
(
いや
)
で。
何
(
なん
)
とも、ものにたとへやうがなかつたんですが、
其
(
そ
)
の
女性
(
をんな
)
の
事
(
こと
)
に
付
(
つ
)
いて、
何
(
なに
)
か
言
(
い
)
はうとすると、
誰
(
だれ
)
にも
口
(
くち
)
が
利
(
き
)
けません。……
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
家庭の歓楽と云ふ如き問題は、
最早
(
もは
)
や篠田さんのお心には無いのです、
勿論
(
もちろん
)
彼
(
あ
)
の様なる荘厳の御精神に感動せざる
女性
(
をんな
)
の心が、
何処
(
どこ
)
にありませう、けれど剛さん
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
カンレイ紗のゆかたの、腰から下は眞赤で、上は白い小さな肌着の透いて見えるので平氣なやうな流行は、おなじ
女性
(
をんな
)
には居たたまれない氣持がする。着物が透いてゐても却つて暑苦しい。
夏の女
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
三
(
み
)
ツ
四
(
よ
)
ツの
壁越
(
かべごし
)
ですが、
寢臺
(
ねだい
)
に
私
(
わたし
)
、
凍
(
こほ
)
りついたやうに
成
(
な
)
つて、
熟
(
じつ
)
と
其方
(
そのはう
)
を
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
ますと、
向
(
む
)
きました、
高
(
たか
)
い
壁
(
かべ
)
と、
天井
(
てんじやう
)
の
敷合
(
しきあ
)
はせの
所
(
ところ
)
から、あの、
女性
(
をんな
)
が
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
兼吉さんと米ちやんとのお話を承はつてる中に、私の心が妙な風に成つて来ましてネ、
仮令
(
たとひ
)
女性
(
をんな
)
の
節操
(
みさを
)
を
涜
(
けが
)
したものでも、其が自分の心から出たのでないならば
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
“女性”の解説
女性(じょせい、el: γυναίκα、en: woman)は、男性と対比されるヒト(人間)の性別であり、女の人。一般的に「女性」という語は成人の女を指す。未成年の女子に対しては「少女」となり、小児の場合は「女の子」や「女児」となる。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“女性”で始まる語句
女性的
女性化主義
女性尊重主義者
女性達
女性化
女性美
女性名
女性方
女性式
女性主義