“壁越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かべごし60.0%
かべご20.0%
へきご20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツの壁越かべごしですが、寢臺ねだいわたしこほりついたやうにつて、じつ其方そのはうますと、きました、たかかべと、天井てんじやう敷合しきあはせのところから、あの、女性をんな
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かみさんとこへいにくのもいいけれど、おとなり壁越かべごしにつたわってくるにおいをかぐと、仏臭ほとけくさいようながしてたまらないから、なるたけこっちへ、かけててもらいたいって。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
僕は大憤慨だいふんがいをして、透明碗の壁を両手でたたき続けた。すると男女の学生たちは、みんな僕の前に集まって来て、透明壁越へきごしに僕をしげしげと見まもるのだった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)