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白昼
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ひるま
ふりがな文庫
“
白昼
(
ひるま
)” の例文
旧字:
白晝
成程
左様
(
さう
)
言はれて見ると、
少許
(
すこし
)
も人を
懼
(
おそ
)
れない。
白昼
(
ひるま
)
ですら出て
遊
(
あす
)
んで居る。はゝゝゝゝ、寺の
内
(
なか
)
の
光景
(
けしき
)
は違つたものだと思つたよ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ことによると
風邪
(
かぜ
)
でも引いたか、
明日
(
あす
)
は一つ様子を見に行ってやろうとうわさをすれば影もありありと
白昼
(
ひるま
)
のような月の光を浴びてそこに現われ
置土産
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
私は進退
谷
(
きわ
)
まったような気持ちで、帽子を持ったまま縁側に
跼
(
しゃが
)
んだ。
白昼
(
ひるま
)
でありながらソンナ気がチットモしない。
空を飛ぶパラソル
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
白昼
(
ひるま
)
よりも明るくて、黄金の色を加えて赤色、赤金色の火焔地獄! さながらの中にギラギラと輝く、二本の剣をシ——ンと静め、相青眼に引っ構えた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それに
遺失
(
おと
)
し易い婦人の毛ピンが敷石の上に落ちていたからといって格別怪しむに
足
(
た
)
らなかったが、
白昼
(
ひるま
)
とはいいながら死んだように
寂
(
さび
)
れた町に立って、取着く島をも見出し得なかった二人は
緑衣の女
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
▼ もっと見る
白昼
(
ひるま
)
を欺くばかりなりし公園内の
万燈
(
まんどう
)
は全く消えて、
雨催
(
あまもよい
)
の
天
(
そら
)
に月はあれども、四面
滃※
(
おうぼつ
)
として
煙
(
けぶり
)
の
布
(
し
)
くがごとく、
淡墨
(
うすずみ
)
を流せる森のかなたに、たちまち
跫音
(
あしおと
)
の響きて、がやがやと
罵
(
ののし
)
る声せるは
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“白昼”の意味
《名詞》
白昼(はくちゅう)
真昼。日中。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
昼
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
“白昼”で始まる語句
白昼下
白昼夢
白昼間