“にっちゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
日中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が夢のような薄暗いで見た唐紙の血潮は、彼の頸筋くびすじから一度にほとばしったものと知れました。私は日中にっちゅうの光で明らかにそのあとを再びながめました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まだおまえさんたちは、きたくにかえらないのですか。あのくもをごらんなさい。これからは、だんだんあつくなります。そして、日中にっちゅうたび困難こんなんになりますよ。
小鳥と兄妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
富「手前供を致します、彼処あすこ日中にっちゅうも人は通りませんから、酉刻を打って参り、ふッと提灯を消すのが合図」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)