“ひなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日中91.5%
半日3.4%
日半1.7%
昼日中1.7%
雛買1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼の日中ひなかたれはばかるおそれもなく茶屋小屋ちゃやこやに出入りして女に戯れ遊ぶこと、これのみにても堅気かたぎの若きものの目にはうらやましきかぎりなるべきに
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そうした結末はやはり一つの口伝くでんの日の日は日半ひなかどれ」という、天気うらないのことわざを覚えてかえり、それを知らずにいた意地悪いじわるの友だちは、舟をくつがえして死ぬということになっている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
おきみは珍らしくむっとした顔をして「お昼日中ひなかから——」と呟いて、相手にしませんのを
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しかし埼玉県で雛買ひなかいというのはこれに反して、ばあさんが川越かわごえいちへ雛人形を買いに行き、一つ一つを見立てて、くすぐって笑わぬのを買おうといったり、うすかせたり
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)