“ひじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
比重50.0%
日中25.0%
飛獣25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本にある通りの比重ひじゅうでやったらかめは半分ものこらなかった。去年きょねん旱害かんがいはいちばんよかったところでもこんな工合ぐあいだったのだ。けれども陸羽りくう一三二ごうのほうは三わりぐらいしか浮く分がなかった。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
が、鎌倉行きのたたりはそればかりではない。風邪かぜがすっかり癒ったあとでも、赤帽と云う言葉を聞くと、千枝子はその日中ひじゅうふさぎこんで、口さえろくかなかったものだ。
妙な話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
げにや、一方の李逵は、そのぶこと、まさに飛獣ひじゅうのようだった。背に老母を負い、星影青い夜を衝いて、またたくまに、隣県との山ざかい、沂嶺きれいのいただきへかかっていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)