日中ひじゅう)” の例文
が、鎌倉行きのたたりはそればかりではない。風邪かぜがすっかり癒ったあとでも、赤帽と云う言葉を聞くと、千枝子はその日中ひじゅうふさぎこんで、口さえろくかなかったものだ。
妙な話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)