比重ひじゅう)” の例文
この石はうごかせるかな。流紋岩りゅうもんがんだかなりの比重ひじゅうだ。動くだろう。水の中だし、アルキメデス、水の中だし、動く動く。うまくいった。なみ、これも大丈夫だいじょうぶだ。大丈夫。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
本にある通りの比重ひじゅうでやったらかめは半分ものこらなかった。去年きょねん旱害かんがいはいちばんよかったところでもこんな工合ぐあいだったのだ。けれども陸羽りくう一三二ごうのほうは三わりぐらいしか浮く分がなかった。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)