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昼間
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ぴるま
ふりがな文庫
“
昼間
(
ぴるま
)” の例文
旧字:
晝間
爺
(
じい
)
やなどはいつぞや御庭の松へ、
鋏
(
はさみ
)
をかけて居りましたら、まっ
昼間
(
ぴるま
)
空に大勢の子供の笑い声が致したとか、そう申して居りました。
影
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「おさむらいの
子
(
こ
)
が、まっ
昼間
(
ぴるま
)
、どうどうと、びんぼうどっくりをさげて、
買
(
か
)
いものにくるとは、おどろいたな。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「真っ
昼間
(
ぴるま
)
です。旦那あ、あっしも神妙にしたんですから、なるべく、人通りのねえ所を歩いておくんなせえ。——こんな姿は、可愛い女にゃ、見せたくねえ」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
重
(
しげ
)
さん。もし、
重
(
しげ
)
さんは
留守
(
るす
)
かい。——おやッ、
天道様
(
てんとうさま
)
が
臍
(
へそ
)
の
皺
(
しわ
)
まで
御覧
(
ごらん
)
なさろうッて
真
(
ま
)
ッ
昼間
(
ぴるま
)
、あかりをつけッ
放
(
ぱな
)
しにしてるなんざ、ひど
過
(
す
)
ぎるぜ。——
寝
(
ね
)
ているのかい。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
なんせいつやらは夜おそうもありましたし、それにあんな訳で人の着物借り着してましたし、その日イは明るい
真
(
ま
)
ア
昼間
(
ぴるま
)
のことですのんで、紺の
上衣
(
うわぎ
)
に白セルのパンツ
穿
(
は
)
いてるのんが
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
が、今もまだはいっている、これにはふだんまっ
昼間
(
ぴるま
)
でも
湯巻
(
ゆまき
)
一つになったまま、川の中の
石伝
(
いしづた
)
いに風呂へ
這
(
は
)
って来る
女丈夫
(
じょじょうぶ
)
もさすがに驚いたと言うことです。
温泉だより
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
お
前
(
まえ
)
さん、どこへ
行
(
ゆ
)
くんだよ。
真
(
ま
)
ッ
昼間
(
ぴるま
)
ッからお
見世
(
みせ
)
を
空
(
あ
)
けて
出
(
で
)
て
行
(
い
)
ったんじゃ、お
客様
(
きゃくさま
)
に
申訳
(
もうしわけ
)
がないじゃないか。
太夫
(
たゆう
)
さんとこへお
見舞
(
みまい
)
に
行
(
ゆ
)
くなら、
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れてからにしとくれよ。——ようッてば
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
真
(
ま
)
っ
昼間
(
ぴるま
)
六区
(
ろっく
)
へ出かけたんだ。——
一夕話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“昼間”の意味
《名詞:ちゅうかん》
太陽が出ていて明るい時間。ひるま。
《名詞:ひるま》
ひるまを参照。
(出典:Wiktionary)
昼
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“昼間”で始まる語句
昼間嵐
昼間持
昼間線
昼間甲板