“餘所々々”の読み方と例文
新字:余所々々
読み方割合
よそ/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
には油蝉あぶらぜみあつくなればあつくなるほどひどくぢり/\とりつけるのみで、閑寂しづか村落むらはしたま/\うた※弟きやうだいはかうしてたゞ餘所々々よそ/\しく相對あひたいした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
松雪院は今まで何となく餘所々々よそ/\しかった夫の態度が、此の飄逸ひょういつな坊主のおかげで確かに打ち解けて来たように感じ、ひとしお道阿弥を贔屓ひいきにした。
いゝえ、わしとても、こひ祕密ないしょうかれなんだら、もッと餘所々々よそ/\しうしたであらう。