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餘所々々
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よそ/\
ふりがな文庫
“
餘所々々
(
よそ/\
)” の例文
新字:
余所々々
庭
(
には
)
の
油蝉
(
あぶらぜみ
)
が
暑
(
あつ
)
くなれば
暑
(
あつ
)
くなる
程
(
ほど
)
酷
(
ひど
)
くぢり/\と
熬
(
い
)
りつけるのみで、
閑寂
(
しづか
)
な
村落
(
むら
)
の
端
(
はし
)
に
偶
(
たま/\
)
遭
(
あ
)
うた
※弟
(
きやうだい
)
はかうして
只
(
たゞ
)
餘所々々
(
よそ/\
)
しく
相對
(
あひたい
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
松雪院は今まで何となく
餘所々々
(
よそ/\
)
しかった夫の態度が、此の
飄逸
(
ひょういつ
)
な坊主のお
蔭
(
かげ
)
で確かに打ち解けて来たように感じ、ひとしお道阿弥を
贔屓
(
ひいき
)
にした。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
いゝえ、わしとても、
若
(
も
)
し
戀
(
こひ
)
の
祕密
(
ないしょう
)
を
聽
(
き
)
かれなんだら、もッと
餘所々々
(
よそ/\
)
しうしたであらう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
考へて
餘所々々
(
よそ/\
)
しくしてゐるうちに、可哀想に妹の奴が殺されてしまつたのだよ
銭形平次捕物控:004 呪ひの銀簪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あゝ、モンタギューどの、このやうに
愚
(
おろ
)
からしう
言
(
い
)
うたなら、わしを
蓮葉
(
はすは
)
なともお
思
(
おも
)
ひなさらうが、
巧妙
(
じゃうず
)
に
餘所々々
(
よそ/\
)
しう
作
(
つく
)
りすます
人達
(
ひとたち
)
より、もそッと
眞實
(
しんじつ
)
な
女子
(
をなご
)
になって
見
(
み
)
せう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
餘
部首:⾷
16画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
々
3画
々
3画
“餘所”で始まる語句
餘所
餘所目
餘所乍
餘所行
餘所行姿
餘所餘所