“草屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさや66.7%
かやのや16.7%
そうおく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝夕はひぐらしの声で涼しいが、昼間は油蝉あぶらぜみの音のりつく様に暑い。涼しい草屋くさやでも、九十度に上る日がある。家の内では大抵誰も裸体はだかである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
一二六二丁あまりを来てほそきみちあり。ここよりも一丁ばかりをあゆみて、一二七をぐらき林のうちにちひさき一二八草屋かやのやあり。
片田舎の草屋そうおくでも、近ごろは茶をたしなむ風がさかんであった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)