“かいらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カイラン
語句割合
潰乱47.5%
解纜37.5%
壊乱5.0%
階欄5.0%
回瀾2.5%
廻瀾2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でなくてさえ、山門勢の鋭鋒えいほうに押しまくられていた六波羅方は、唐崎の陣をすてて、みぎたなく潰乱かいらんしだした。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、敵が耳に眼に知る時は、もう潰乱かいらんされていた。備える間などないし、崩れて、次陣をいとまもなかった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本船は横浜解纜かいらんの際、以前捕鯨船の砲手であったヴィデを招き、同時に四インチの砲を二門積み込んだのであった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そのとき、解纜かいらんを知らせる銅鑼どらの音が、船首の方から響いてきた。いよいよお別れだ。私は帽子に手をかけた。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「物騒千万だ。この上、もし内応でもされたら、洛陽はたちまち壊乱かいらんする」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子女を教育するものは厳重に監督してそんなものを子女の眼に触れしむべきでない。モー一層社会が進歩したら恋愛を説く者ことごとく風俗壊乱かいらんと認めて発行を停止するに至るだろう。社会は進歩して行くほど規律的また軍隊的にならねばならん。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
剣光のひらめく下に、二つの首は無造作に転がった。階欄かいらんあけえ、地はくれないの泉をなした。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——梁中書もさい夫人も、ろう階欄かいらんに立ち出てこれを見送っている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでにして世運正に欧化時代に際す、先生ますます回瀾かいらん事業の必要を感じ、まさに大いに道を弘めて時弊を匡救せんとす、当時政論の中衰せるに会し、欧化主義に反対して政論を立つるものは自ら政府の敵視するところとなり、政論社会はひそかにこの論派の激烈なるを危ぶみ、なお第二期における民権論派を視るがごとくせり。
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)
激すれば則ち廻瀾かいらんを画くべし。
病牀譫語 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)