“えらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エラン
語句割合
50.0%
壊乱25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞て幸八は心得こゝろえ其夜の中に部屋へやからえらんで呉服屋の六團扇うちはの源入墨いれずみ七箱根傳助小僧の吉品川の松などいづれも當宿のうでこき六人からだへは赤合羽あかがつぱ羽折はをり各自向ふ鉢卷はちまきをなしこしはさみしは叺莨入かますたばこいれ手には竹の息杖いきづゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如何なる故にかありけむ、その亡骸なきがらみる/\うちに壊乱えらんして、いまだその絵のなかばにも及ばざるに、早くも一片の白骨と成り果て候ひぬ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さて仏間に入りて人を遠ざけ、本尊弥勒仏みろくぶつの体中よりの絵巻物を取りいだし、畏敬いきょう礼拝をげつゝ披見するに、美人の五体の壊乱えらん膿滌のうできせる様、只管ひたすら寒毛樹立かんもうじゅりつするばかりなり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
余程正確なる証拠を握つて居るらしいです、昨夜はかく、調査委員をえらんで公然之を審判すると云ふことにして散会したさうですが——聞く所に依れば、先生も昨夜は真ツ青になつて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)