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纜
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つな
ふりがな文庫
“
纜
(
つな
)” の例文
スルトその
纜
(
つな
)
を
引張
(
ひっぱっ
)
て呉れ、
其方
(
そっち
)
の処を
如何
(
どう
)
して呉れと、
船頭
(
せんどう
)
が何か騒ぎ立て
乗組
(
のりくみ
)
の私に頼むから、ヨシ来たと
云
(
い
)
うので纜を引張たり柱を起したり
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
藪原長者の
大館
(
おおやかた
)
は木曽川に臨んだ
巨巌
(
きょがん
)
の上に
砦
(
とりで
)
のように立っていた。
裾
(
すそ
)
は石垣で畳み上げ、窓は
銅
(
あかがね
)
の網を張り、
狼
(
おおかみ
)
より
猛々
(
たけだけ
)
しい犬の群は門々の柱に
纜
(
つな
)
いであった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
私はこれを眺めた
刹那
(
せつな
)
、既に秘密の十分の九まで解決したような気持ちがした。私に何んの
躊躇
(
ちゅうちょ
)
があろう!
独木舟
(
まるきぶね
)
の
船尾
(
とも
)
へ筏を
纜
(
つな
)
ぎそれから屋根へ這い上がった。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこで日出夫とジョン少年とは、
纜
(
つな
)
いであった小舟に乗り、海上遙かに漕ぎ出した。
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
纜
漢検1級
部首:⽷
27画
“纜”を含む語句
纜綱
電纜工場
電纜
解纜
収纜
垂纜
大電纜
繋纜
纜縄
防水電纜