“苫裏”の読み方と例文
読み方割合
とまうら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、もう暗くなって苫裏とまうらの処だから竿があるかないか殆ど分らない。かえって客は船頭のおかしな顔を見る、船頭は客のおかしな顔を見る。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それで、もう釣もお終いにしようなあというので、蛇口から糸をはずして、そうしてそれをしまって、竿は苫裏とまうらに上げました。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)