“老水夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らうすゐふ50.0%
エンシエント・マリナー50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはわすれもせぬ去年きよねんあきことで、わたくし米國ベイこくから歐羅巴エウロツパわた航海中かうかいちうで、ふと一人ひとり英國イギリス老水夫らうすゐふ懇意こんいになつた。
わたくしいま二本にほん煙筒えんとう二本にほんマスト不思議ふしぎなるふねて、神經しんけい作用さようかはらぬがふとおもうかんだこのはなししかの老水夫らうすゐふげん眞實まことならば、此樣こんふねではあるまいか、その海賊船かいぞくせんといふのは
なぜなら彼の眼はコウルリッヂの〈老水夫エンシエント・マリナー〉のやうに私を把へて離さなかつた。私は非常な感銘をうけた、が、打負かされはしなかつた。
『ユリイカ』挿話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)