“水夫長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ボースン71.4%
ボウシン28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水夫長ボースンが、ポンプの水を、マストの梯子の上から、浴せはじめたのである。強い水しぶきが、喧嘩男どもを、ピシピシと、たたいた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
すると、ほとんど同時に、七人の謀叛人が——水夫長ボースンのジョーブ・アンダスンを先頭にして——その南西の隅のところにどっと一斉に現れて来た。
真蒼になって為吉は寝台パアスの上に俯伏した。一運チイフ水夫長ボウシンとが何か小声で話し合っていた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
マラガ生れの水夫長ボウシン、パナマ運河コロン市から来た半黒はんぐろの三等火夫、濠州ワラルウの石炭夫コウル・バサア、ジブロウタの倉番ストッキサンジャゴの料理人、ロッテルダムの給仕、各国人種から成る海の無産者と