“ボウシン”の漢字の書き方と例文
ひらがな:ぼうしん
語句割合
水夫長100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真蒼になって為吉は寝台パアスの上に俯伏した。一運チイフ水夫長ボウシンとが何か小声で話し合っていた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
マラガ生れの水夫長ボウシン、パナマ運河コロン市から来た半黒はんぐろの三等火夫、濠州ワラルウの石炭夫コウル・バサア、ジブロウタの倉番ストッキサンジャゴの料理人、ロッテルダムの給仕、各国人種から成る海の無産者と
皆帰船したかオウル・アブロウド?」と舵子長マスタア船橋ブリッジから呶鳴った。「皆居ますオウルズ・イン」と水夫長ボウシンが答えた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
水夫長ボウシンは毯のように飛び出して行って直ぐ前の機関室の汽筩セリンダアの上から呶鳴った。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)