“マドロス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水兵20.0%
水夫20.0%
舟乗20.0%
船乗20.0%
船員20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやいや、火砲カノンとは申せ、運用発射を鍛練してこその兵器じゃ。魯西亜オロシャ水兵マドロスどもには、分度儀ジャスパー測度計サイドスケールも要らぬはずじゃ。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
紳士方——左様、なかにはショコラアの様な水夫マドロスも大勢いましたが、本当に立派な上流の紳士方も沢山、それは殆ど世界中のあらゆる国籍を網羅して出入していました。
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
スペエドのジャック! スペエドのジャック! 西村さん! それは舟乗マドロス仲間で使われる死骸って云う言葉であったのじゃありませんか。
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
「あれは、横浜ハマで、船乗マドロスたちにだまされたのだよ。もう、北洋へなぞ往かずに、うんと勉強するよ」
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
ときどき、外国の船員マドロスが、影と言葉を置き去りにして、闇の中へ沈没しながら紛れてしまふ。
海の霧 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)