“すいふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水夫66.7%
水府22.2%
炊夫11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、かの若者は頭を下げ「私は四国の生れで竹見太郎八たけみたろうはちという者です。この貨物船平靖号の水夫すいふをしています」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小首をかしげて、通りすぎた下駄の音にまで耳をすましたが、やがて、細口の銀ぎせるに、水府すいふをつめて、一ぷく、たばこずきらしく深く吸って、また物待ち顔に、往来を気にしている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
細川氏にて茶を饗せられて径路を通行し、「トメルベシベイ」にて十伏川とつふせかわを渡る。河畔かはんに鉄道測量の天幕あり。一名の炊夫すいふありて、我牧塲を能く知る。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)