“デッキ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甲板86.4%
水夫4.5%
昼間甲板4.5%
甲板組4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観音丸かんのんまるは直江津に安着あんちゃくせるなり。乗客は狂喜の声をげて、甲板デッキの上におどれり。拍手はおびただしく、観音丸かんのんまる万歳! 船長万歳! 乗合のりあい万歳!
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
水夫デッキ連中は沖へ出次第に小僧を餌にしてふかを釣ると云っているそうだし、機関室の連中は汽鑵ボイラ突込つっこんで石炭の足しにするんだと云ってフウフウ云っている。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
すみませんが船長おやじがあの小僧の事を何と云ってたか聞かしておくんなさい。……わっしゃ親方が船長に何とか云ったらしいんで、水夫デッキ連中の代表になって、船長おやじの云い草を
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
下級員クルウが仕事している間に、船尾の食堂メスへ彼等の食事を運んで遣るだけで、後片付けは見習アップがすることになっていたので、為吉が彼等と顔を合わすのは昼間甲板デッキで作業する時だけだった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
出されたら承知しませんよ。モトモトあの小僧は甲板組デッキもんですからね
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)