“見習”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなら54.5%
みならい27.3%
アップ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奉公にやられると云う事は、つまり実業の見習みならいをする事だから、其の時すでに己の前途は、実業の一方面に限られてしまったのだ。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
これよりき四年十月朔に、抽斎は月並つきなみ出仕しゅっし仰附おおせつけられ、五年二月二十八日に、御番ごばん見習みならい表医者おもていしゃ仰附けられ、即日見習の席に着き、三月朔に本番にった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ストウン二等運転士と見習アップギブスンは、キャリフォルニアン号の船橋に立って、タイタニック号の死の苦悶をそれと気付かずに終始眺めていたのだ。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)