“アップ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見習66.7%
休止33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ストウン二等運転士と見習アップギブスンは、キャリフォルニアン号の船橋に立って、タイタニック号の死の苦悶をそれと気付かずに終始眺めていたのだ。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
下級員クルウが仕事している間に、船尾の食堂メスへ彼等の食事を運んで遣るだけで、後片付けは見習アップがすることになっていたので、為吉が彼等と顔を合わすのは昼間甲板デッキで作業する時だけだった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「船です」見習アップのギブスンが答えた。「夕方から見えていました」
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
……ところが又、生憎あいにくなことに、その円棒シャフトの入れ換えが、キッカリ一週間かかったもんだ。つまりその間じゅう、全然、機械の運転を休止アップして、行きなり放題に流れ廻わっていた訳だ。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ともかくも機械の運転を休止アップして、予備のシャフトを入れ換える事だ。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)