“ポーズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姿態63.2%
姿勢10.5%
姿5.3%
態度5.3%
休止2.6%
休止期2.6%
媚態2.6%
2.6%
恰好2.6%
静止2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歌舞伎役者のせりふもどきで錦子は、満足した自分の体も、そこへ、その通りの姿態ポーズひじを枕にして、ころがった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
灯を背にして、ほの白い顏、岩佐又兵衞の繪から拔出したやうな、妖艶な姿態ポーズが、相手を苛立たせずには措きません。
須田町で降りてぼんやり——さうだ、ぼんやりという姿勢ポーズではあつたが、なか/\ぼんやりしてはゐなかつた。
砂がき (旧字旧仮名) / 竹久夢二(著)
だから、勢よく先きに歩いて來た、N君はいきなり飛越える姿勢ポーズをとつた瞬間、自分は抱きとめてしまつた。
砂がき (旧字旧仮名) / 竹久夢二(著)
こゝを渉らうとして溺死した人間を想像させる哀れな姿ポーズをしてゐるのだつたから。
砂がき (旧字旧仮名) / 竹久夢二(著)
——膝を抱へて、凝つとうづくまつてゐる者、腕組をして、屹ツと天井を睨めてゐる者、さうかとおもふと仰むけに倒れて、自分の喫す煙草の煙をぼんやりと眺めてゐる者、縁側の籐椅子にのけ反つて星空を見あげてゐる者……など、皆が皆、おもひおもひの姿ポーズ
海路 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
俺と笑子が銀座で逢ったのは偶然だとしても、俺を無理に皇帝のいるところへ連れて行こうとしたあの態度ポーズに何に尋常でないものがある。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
けれども、男のそういう態度ポーズはやっぱり伸子に若い女としての反撥をおこさせた。
二つの庭 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
sechゼッヒStempelシュテムペル(刻印)の間に不必要な休止ポーズを置いたのですから、それ以下の韻律を混乱におとしいれてしまったことは云うまでもありません、何故セレナ夫人は、そういう莫迦ばかげた朗誦法を行ったのでしょうか。それはとりもなおさず
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
炎がやんで次の火花のフェーズに移るまでの短い休止期ポーズがまた名状し難い心持ちを与えるものである。
備忘録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
上品な夢見るような顔も美しいが、とりわけこの像の値打は、その顔の高雅な表情に似ず、妖艶極まる不思議な媚態ポーズだとされて居りました。
踊る美人像 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
非常にお嬢さんが濃艶に、申分の無いポーズで、話して歩いている間中、私に腕をい込んだり、私の肩へ手を置いたり、私の胸へよりかかったり、絶えずコクコクうなずいて、私の話へ合槌を打ったり、同情して眉をひそめたり、引っつづめて云うと媚態を尽くして、私の心に取り入ろうとして、努力していたということを。
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ガラッ八の八五郎は、鼻の穴で天文を観るような恰好ポーズを取りました。
そこでは静止ポーズは静止そのものが内部的に情熱の燃ゆる焔となり、運動ムウヴマンは動きそれ自身が輝く金剛石デイヤマンとなるであろう。
人形芝居に関するノオト (新字新仮名) / 竹内勝太郎(著)